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2012年6月 乳がん再発からの日々の記録 穏やかな日常をめざして


by sora
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再発後の経過③ ヒスロン、TS1、ナベルビン

2012.7月、胸椎放射線治療後、
引き続きタスオミン(ノルバテックスのジェネリック)を
服用したもののマーカーはじわじわと上がり続け
11月にはCEAの値が6月の2倍になり
骨転移もあちらこちらに広がり、
おまけに・・・恐れていた肝臓にも小さいが多発転移が判明した。
当然タスオミンはお払い箱

次はヒスロンHというホルモン剤を服用することに。
このヒスロン、副作用に食欲増進というのがあり
私もご多聞にもれず、何を食べてもおいしい!すぐお腹がすくという毎日で
1か月間で3キロの体重増加。
しかし、冬というのに尋常じゃないほどの寝汗にはかなり疲れたし
毎晩、夜中の全身着替えは結構大変だった。
そしてもう一つの副作用は出血。子宮ガンの検診もかねて
婦人科を受診したところ、やはりヒスロンの副作用なので
貧血などの症状がでなければ心配いらないでしょうとの事でひと安心。

そんなヒスロンでも少しでも効いてくれたら
「こんな副作用なんでもないさ~」だったのに
服用後たった1か月でマーカー値CEAはさらに主治医も驚くほどの急上昇。
肝臓の腫瘍は多発、おまけに肺にも数個の転移がみられた・・・
     
ホルモン剤はもう効かないだろうという判断で
いくつかの抗がん剤が提示された。
脱毛がない経口薬ということでTS1を選択。
TS1の副作用としては私の場合、胃腸障害(お腹をくだすことが多々あり)と
倦怠感。ただ、それほど辛いものではなかった。
     
今度こそは、少しくらいきいてよね~の願いもむなしく
1か月後のCEAはまたまた前月の2倍にはね上がった。
多発している肝臓の腫瘍が2倍近くの大きさに増大していた。

再発発覚後、たった7か月の間に
こんなに進行するなんて・・・
なんかここまでくるとショックにも慣れてくるのか
なんか他人事のような気にさえなってくる。

TS1は早くも1か月で終了。
次の抗がん剤は
私の「せめて脱毛の少ない抗がん剤をおねがいします」
という言葉にこたえてくれてナベルビンに決定

ナベルビンも結局、3回投与で終了。
1度だけ点滴と同時に血管痛とともに血管が赤くふくれあがり、
患部を温めたり、リンデロンを血管に沿って塗布しながら
なんとか終了したというアクシデントはあったが
それ以外の副作用は感じず
お気に入りの(抗がん剤でお気に入りというのもなんだかな・・・・)抗がん剤
だったので1回でも多く続けたかった。

ナベルビン2回終了後の採血でCEAがはじめてほんの少し下がった。
下がったとはいえ横ばいといった方がいいくらいの値ではあったが
何ともいえないうれしさで口元ゆるみぱなし。
いつも難しい顔の主治医も
ほんとよかったよ~ どうしようかと思っていた」と本音がぽろりの顔は
いい笑顔。。。。「なんだ先生、笑えるんじゃない」と言いそうになったが
そこはおさえて、久しぶりの雑談を少々して失礼した。

そんなナベルビンもたった2か月で終了することになった。
私のガン細胞はかなり手ごわいらしい。

マーカー急上昇のたびに繰り返される
骨シンチやエコー、MRI、CTなどの検査。
原因追究のため仕方がない事とはわかっていても
短期間にこうも繰り返されると少々疲れる。
     
再発後の経過③ ヒスロン、TS1、ナベルビン_f0288128_14322768.jpg

          昨年苗を購入した真紅のミニばら 名前は・・・忘れてしまいました
          無事、咲いてくれて一安心


     






 
 
 

     
     
     
     
     

     
by sora0895 | 2013-06-03 14:23 | 再発から1年間の回顧録