「オルセー美術館展」
~印象派の誕生~描く事の自由~
行ってきました。
今回はオルセーから印象派の選りすぐりの名画が結集、
日本、初来日の作品も多く、
開催される前から楽しみにしていたのですが
諸事情でなかなか行くことがままならず、
ようやく・・・という感じですが
やっぱり行ってよかった。
(連れて行ってもらってよかった。)
(パンフレットより)↑
一時間半程の滞在
休日だったが、たぶん途中からは車椅子を頼る事も考慮し
混んでいる時間帯はさけて夕方4時半に入館。
そのせいかわりとすいていて
思ったより早く車椅子の世話にはなってしまったけど、
他のお客さんの迷惑になる事なく
退館時間の6時近くまで、ゆっくり鑑賞することができた。
一人なら、近寄って筆跡をみたり、少し離れてながめたりと
もしかしたら、もう一周して
お気に入りから離れられなかったかもしれない事を思うと
一人でなくてよかったかも。
(もっとも、今はそんな事、無理だけど・・・
なんて最近、卑屈になってきているな~)
とはいうものの、今回は初めて音声ガイドもかりて
絵画の隠れ情報もゲットしながら
当時のクラシック音楽が流れるなどして随分楽しめた❤
この企画は「マネにはじまりマネにおわる」といっているように
マネの生涯の作品が多く
最初に出迎えてくれた、
「笛を吹く少年」は思っていたより、
かなりインパクトのある作品だった。
ミレーの「晩鐘」も心にせまる作品だったし、
ジュール ブルトンの「落穂拾いの女たちの招集」の力強さにも心ひかれ、
セザンヌ、ルノワール、ドガ、クールベ・・・
その作品の好みにかかわらず、
興味がもてる作品、話題になっている作品、
そのどれ一つとして通り過ぎることのできる作品などなく、
その一点、一点を楽しむ事ができた。
個人的には「好きだ」と思う作品は「モネ」に偏ってしまっている。
彼は「光の画家」といわれるらしい・・・・納得だ。
雪景色や水面、空気の流れ、木々、絵画からは光の輝きとともに
その時に流れていた風、その時の空気を感じる。
そして、優しさも・・・
風景画だけではなく肖像画にも心ひかれた。
なにしろ感覚的なものが素直に伝わってくる。
それこそ、近くで筆あとや隠れている色の実際を感じ、
少しはなれてはその全体の感覚を楽しみ
つい、お気に入りの絵画の前からは動けなくなってしまう。
絵画を観るのは好きだけど
勉強をしたことなどなく、感覚で観ているだけなので
彼の数多い作品「睡蓮」などは何点も観ているうちに
飽きてきてしまうというのが正直なところ。
それでも今の私の心が彼の作品に心ひかれ、癒され
呼んでいるのかもしれない。
そんな楽しみ方でもいいよね。
今回の目玉でもあるモネの「草上の昼食」は
やむを得ず分断されたものとはいえ、その大きさは圧巻、
当時の上流階級の様子だけでなく、
こちらの作品からも木漏れ日からの光を感じ
空気の匂いまでがただよってきそうだった。
今回、ちょっと気になった名画
ウジェーヌ・ブーダンの「トルーヴィルの海岸」
機会があったら他の作品も観てみたい
退館した時は、だいぶ暗くなっていた
光の「国立新美術館」もなかなかいい。
やはり、私にとっては一時間という時間、
立って移動するのはかなり難しく
入館してからわりとすぐに、夫が車いすを押してくれての移動になった。
「もうちょっと待って。少し左に寄ってくれる?・・・」だけでは飽き足らず
立ち上がって近寄ったり、やりたい放題
逆の立場なら「いい加減にして!」
とそこに置き捨ててくるに違いない
ちょっとワガママが過ぎたかなと反省しております
・・・が満足でした。
付き合ってくれた夫とharuに「本当にありがとう」
※いつの間にかイイネボタンがなくなったと思っていたら
なんかいつの間にか復活しているみたいです。
ボ~ッと過ごしている間に色々な事がかわっているのね
よく、わからないけど私も復活させてみたのですが
やり方はこれでいいのかな~
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